沖縄の風

今日はサロンでの出来事を書こうかな

私のヘアーサロンは主に予約制、主にとは何か？

先約がなければ飛び込みでも勿論対応すると言う事

初めてのお客様は飛び込みが多いので、完全予約制とはいきませんし

そんなお高くとまれません（笑）最近は初めてで紹介もないのにネットなどで調べて予約していらっしゃるお客様も居ますので時代の変化を感じます、２０年前にはなかった事です

ある日の事です

三輪バイクに乗った男性のお客様（私と同じ位の歳？）がサロンの前でバイクを止め中を覗ってました

丁度空き時間だったので、すぐに玄関を開け（どうぞ！大丈夫ですよ！）とお迎えしました

長袖を着ていても見える位の広範囲にタトゥーが見え、若い頃ヘビメタ小僧だった私は

面白そうなお客様だな！と早く何者か聞きたいとワクワクしてました

以前、東京に居た時も、沖縄の米兵にも居ないレベルにタトゥーが入っていたので

きっと彫師か芸能関係に違いない、普通の仕事はないんじゃないか？と思ってました

イスに座ると首から耳スジぎりぎりまでがっちり入っていたので聞かないのも変だし

彫師とかですか？と聞くと、いや昔音楽やっててその時に彫ったんですと喋り始めました

音楽やっててもこのレベルにはなかなか度胸が据わらないと思うのですが、プロだったんですか？

勿論そうです、自分は以前。。。でベースやってました

誰でも知っているバンドの名前でした、何で沖縄に？それで今は辞めたんですか？

以前バンドメンバーでアメリカに住んでいてＸのよしきの豪邸に間借りしていた事などを聞きました

その方は鬱病になって長期離脱中に沖縄に来てメンバーにこれ以上迷惑もかけれないと離脱したのだと

絵描きもしていてこれがまた幻想的で評価も高いものでした

アーティストの独特な感覚なのか、幾ら分の作品を描いてくれとオーダーされると

全く描けなくなるそうで、自由に描いてそれを皆さん買っているとのこと

今はその絵描きと障碍者のケアをしている事、タトゥーの差別を凄く受けている事

鬱病は犬で治った事などなど、とても魅力的で面白い話でした

そのお客様は今も来て頂いてます、その独特な感覚に時折触れられるのがとても楽しみです

マスターも絵を描くといい！そうアドバイスされその気になるもののなかなか・・・（笑）

いつか彼氏の絵を買ってみたいと思うのでした

では、また明日。